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    ● 日本の漢方で当然のように言われているウソってなんでしょう?

    こんにちは。細田あかりです。
    気功とおなじ源流をもつ漢方ですが、日本の漢方(和漢のことではないですよ)でまことしやかに言われている、巨大なウソがあります。
    これはあなたもお聞きになっていることかもしれません。
    それは、
    漢方は効き目がおだやかで、すこしづつ効いてくる。
    と言うこと。
    本当は、漢方は西洋医学の薬とおなじで、即効性なのです。
    「でも、本当にゆっくりとしか効いてこないよ、即効性という方がウソだろ」
    このブログを見ているあなたはそう思うでしょう。
    しかしこれは本当のことです。
    本場中国の漢方の医師たちは、文化大革命の迫害をのがれるために大勢が台湾に移住しました。

    なので、台湾の漢方が、本場の漢方になってしまうのですが、このようなちゃんとした漢方なら病気は2日から1週間もあれば治ってしまいます。

    もちろん、間違えた気功のレッスンをして、気のバランスがおかしくなった人工的な病気も、きほんの原理がしっかりしているので、治療できます。

    ではなぜ、日本の漢方は治りが遅くてゆっくりなのでしょう。

    これを読む人も疲れてきていると思いますので、簡潔にけつろんだけいいますね。
    日本の漢方は、ちゃんとした診断をせず対処療法になってきているからです。
    そのため漢方薬の原料の質のちがいもありますが、対処療法によってまちがった薬を出していることが原因なのです。
    「そんなことはない、うちはちゃんと診断して漢方薬を出しているよ!」
    って言うお医者様もいらっしゃると思いますが、どのような診断をしていますか?

    あ、ここからは、比較的わかりやすく書いていますが、かなり難しいと思いますので、専門家以外は見なくていいですよ。
    とばしてくださいね。

    では、漢方の処方について書きますので、よく聞いてください。
    ちょっと説明します。
    東洋医学、とくに漢方では発病の場所として大きく二つ分けて、表という頭と四肢、裏という内臓と胸腹部にわけ、そしてこれを病気の性質ごとに熱と寒にわけます。
    そしてそれを病気の勢いによって実と虚にわけるのです。
    ここまではいいですね?
    さらにこれを三組の陰と陽に分けて、八綱にくみたてます。
    本当の漢方では、この八綱にもとづいて漢方薬を調合します。
    本場のとかくと、勘違いしそうな方がいると思いましたので、本物と書かせていただきました。
    さて、この八綱は先天八卦と言う論理体系からきているもので、玄武湯や大小青竜湯、白虎湯なんかはここからの名づけになってます。
    たとえば、青竜は先天八卦では陰・陽・陰にあたります。
    八綱では表(陽)・寒(陰)・実(陽)の症状の時に、八卦から青竜の名のついた漢方である青竜湯を処方します。
    白虎湯も玄武湯も同じ理論になります。
    もちろん他の全ての漢方も同じ理論で処方します。
    さらに古い漢方になりますと、西洋医学のように精神でさえも処方に入ってきます。
    これは六経いうもので、精神を太陽・陽明・少陽・太陰・少陰・厥陰と言う先天八卦の6つに分類して病気の診断に使用するものです。
    詳しくは傷寒論などの医学書を参考にしてください。

    さて、ここまで解説してきましたがどうでしょう?
    日本の漢方は本当に診断を行っているでしょうか?

    理屈として知ってはいるが、覚えているだけに留めているお医者様もいます。
    知らなかった方も多いし、そもそも処方として実用していない漢方医ばかりだと思います。
    ですがこれらの正しい処方を取らない日本の漢方と、本場の漢方の、薬効、効き目、ということで正解は出ているのです。
    日本の漢方はちゃんとした正確な診断をしていないから、効き目が出にくいのですね。
    本当の漢方は西洋医学の薬と同じように、効き目がはやいのです。そして副作用もほとんどありません。
    そして原理をきちんと知っているからこそ、まちがった気功の練習による人工的な病気にも対処できるわけです。
    できれば日本の漢方医の方々が、処方にみえる、ただの対処療法ではなく、きちんとした論理による正しい診断ができるようにレベルアップしていってください。
    そうすれば、漢方の誤解とウソはなくなり、漢方はもっと信用される医学になっていくでしょう。
    実は気功はこれらの八綱と経絡医学をレッスンのかなめにしています。
    知らない気功専門家は、今はよくてもいつか問題にぶち当たります。
    もちろんその気功師がおしえている生徒さんにも、いつかは影響はでてきますから、このような気功師さんから教わるときは十分に気をつけてくださいね。

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